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サービス業界だけではない

サービス業界で接遇やマナーを身に着けることは当たり前のことですが、介護業界でも利用者に対する介護スタッフの接遇が求められるようになりました。介護スタッフ向けの接遇研修なども頻繁に行われています。介護における接遇とは利用者の気持ちを慮り、利用者の尊厳を守るためのマナーです。介護を受ける利用者の多くは、介護を受けることに対して恥ずかしさや申し訳なさを感じていることがあります。そのような利用者に対して、幼稚な言葉遣いをしたり、ため口で話したりすることは接遇能力に欠けると言えるでしょう。近年の介護現場では、丁寧な言葉づかいで、利用者の尊厳を傷つけない態度が求められています。

また、介護業界で接遇の必要性が重要視されている背景には世間の人権意識に対する高まりがあります。人は、誰でも幸福に生きる権利や最低限度の生活を送る権利を法律で保障されています。介護が必要だからといって、ぞんざいに扱われたり、人より格下のような扱いを受けたりすることは人権に反しています。このような人権に関する考え方が広まるにつれて、利用者への丁寧な対応や利用者の気持ちに寄り添った対応が、介護スタッフに求められるようになりました。さらに、利用者の尊厳を大切にした接遇をすることで、利用者と介護スタッフの間には良好な信頼関係を結ぶことができます。信頼関係の形成は介護を進展させるために欠かせない要素の一つです。利用者との信頼関係を結ぶことが、利用者の自立度が改善することや施設の満足度が上がることに繋がります。